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       | マイツール便利技 | 
| SH命令のちょっと便利な技 | |
| MWM編集局 | |
| 複数ページを、RC命令でつないで表示する場合、指定したページにフォーマット(F文)が他とは異なるページがあると、「表としてつなげないページがありました」のメッセージが表示されて、ページをつなげられないことがあります。 このような場合、SH命令を使って、F行だけを検索することで、フォーマットの異なるページを調べることができます。 
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| 1. | RC命令で、複数ページをつなごうとしたところ、「表としてつなげないページがありました」のメッセージが表示されてしまいました。 | 
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| 2. | SH命令を実行して、S指定で、つなごうとしたページのF行を検索します。 「1番目の検索条件式は」のメッセージで、「S=」に続けて、検索する文字列を指定します。 ここでは、F行を検索するので、「S=F=*」と入力します。 SH[Enter]1−6[Enter]S=F=*[Enter] | 
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| 3. | [Enter]キーを2回押すと、検索を実行し、結果が画面に表示されます。 [Enter][Enter] | 
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| 検索の結果、最後のページ(ここでは6ページ)のF文が、他のページと異なっているのが分かります。 このあとは、6ページ目と他のページのF文が同じ内容になるように修正を行えば、RC命令でつないだときに、メッセージが出なくなります。 この方法は、SH命令で検索を行い、検索結果の途中からデータがずれている場合にも、原因となるページを調べるのに便利です。 | |
| 数十ページに渡るデータの検索を行う場合、書き込み先のページに注意しないと、検索結果によっては、元からあったページに上書きしてしまうことがあります。 このような場合、あらかじめWFL命令で検索結果書き込み用のマイツールファイルを作成しておけば、結果のページ数を気にせずに検索が行えます。 | ||
| 1. | WFL命令を使って、検索結果書き込み用のマイツールファイルを作ります。 ここでは、「KEKKA」と指定して、「KEKKA.myx」というマイツールファイルを作ります。 WFL[Enter]KEKKA[Enter] | |
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| * | WFLでは、画面が空白の状態でも、マイツールファイルが作成できます。 | |
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| 2. | 同じファイル名のマイツールファイルが無い場合は、「パックしますか」のメッセージが表示されます。ここでは、[Enter]キーのみを押して、「しない」を指定します。 [Enter] | |
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| * | すでに「KEKKA.myx」が作られている場合は、メッセージボックスに「既存ファイルです」のメッセージが表示されます。上書きしてかまわないか、ご確認ください。 [Enter]キーを押すと、上書きを行います。 | |
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| 3. | 新規ファイルの場合、「書き込んでよければ実行キーを押して下さい」のメッセージが表示されます。[Enter]キーを押して、書き込みを行います。 [Enter] | |
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| 4. | マイツールファイル作成後、SH命令を実行して、「結果の書き込み先頭ページは」のメッセージで、「KEKKA」と入力します。 SH[Enter](検索するページ)[Enter](検索条件式)[Enter][Enter]KEKKA[Enter] | |
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| 5. | [Enter]キーを押すと検索を行い、結果を「KEKKA.myx」ファイルに書き込みます。 | |
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| SETC命令の「10 ページの拡張」が「1‥固定」の場合に検索を行うと、検索結果は1ページ分しか表示されませんが、ここで説明した方法で検索を行うと、検索結果すべてが表示された状態で、SH命令を終了します。 画面に表示された検索結果をページに保存したい場合は、WC命令で保存できます。保存の際、書き込みに必要なページ数が確認できるので、誤ってすでに書き込まれているページに上書きするのを防ぐことができます。 また、新たに同じマイツールファイルに書き込みを行わない限り、他の作業を行った後でも、検索結果をRFL命令で画面に表示することができます。 | ||
| ・補足 | |
| * | SH・WFL・RFL命令について詳しくは、「命令辞典」をご覧ください。 | 
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