テレビコマーシャル

愛称の一般公募

リコーのパソコンSPシリーズのSPの意味を聞かれた時には、スーパー・パーソナルだと説明していたのですが、愛称を考えたほうがいいのじゃないかというので、それを一般公募する事しました。

その結果マイビジネスという名前が採用されました。
採用された人には100万円あげたんじゃないかな。 結構気前良かったからな〜。 でもその後マイビジネスが広く使われて世の中に広まったというのも、あまりなかったですね。
SP250 マイビジネス

テレビコマーシャル

同じ頃、テレビコマーシャルしようじゃないかという話が進められました。 そこでマイツールのユーザー層が好むような女性を使おうということになりました。 こういう事は皆はじめてなので楽しがってワイワイやりましたね。

吉永小百合がCMに!

このころマイツール部隊の親分は本多さんで(現在千葉リコーの社長) 我々に結構自由度をもたせてやらせてくれました。

どんな女性がいいかというので吉永小百合、十朱幸代、新玉三千代(皆こんな名前で良かったかな) などが候補にあがりました。最終的には本多さんが吉永小百合を選んだんだけど、皆も納得した結論だったですね。
でも宣伝部からは、吉永小百合はコマーシャルには出ないということなので、難しいんじゃないかと言われていました。 どのようにして説得したかしらないけどOKになったというので、我々もちょっとびっくりしましたね。

今までと違ったイメージ

本多さんは「今までの吉永小百合イメージでは考えられないようなものを使いたい。」 と言っていたのですが (私も広告会社が書いてきた絵コンテを何枚か見たりしたな〜。大きなダルマと遊んでるような、コミカルなものとかが多かったけど)、結局皆さんが知っているような、ちょっと悪女っぽいイメージのものになったのです。

吉永小百合が今までと違ったイメージの、それもコマーシャルに出たというので、当時結構話題になりましたね。
マイツールのターゲットユーザー層、一般のパソコンのユーザー層よりはちょっと年齢が上の人たちに、どれくらい効果があったかはわからないけど、リコールート内にマイツールの広告にあの吉永小百合が使われた、きっとリコーは本気でマイツールに取り組もうとしているのだ、我々もちゃんとやろうという気を起こさせたというので、コマーシャルは大きな効果をあげましたね。

私は残念ながら実際吉永小百合とは会ってないのだけど、本多さんなどは会ってプレゼント貰ったりしたんじゃなかったかな。 リコーは5年ごとくらいに全国レベルの販売コンテストやっていたんだけど、その報奨旅行のオーストラリアにも彼女は参加して、全国の販売店の社長など表彰したりしたはずです。
吉永小百合さんのポスター

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