・ マイツール便利技
日付デ―タの数値化

佐藤 雅栄 [Venlic/桑名マイツールユーザー会]

日付情報を数値化しておくことは、「情報リテラシ」の高いマイツ―ルユ―ザ―なら誰でも知ってる常識だが、給与計算などのパッケ―ジソフトからマイツ―ルへ持ってくると、左図のようにバカ丁寧な状態で落ちてきて、修正に手間取ってしまう場合もあるようだ。

和歴から西暦への変換にはいろいろな方法があるが、今回は、あの超有名なエクセルでも真似のできない「条件付文字計算」機能を使って変換してみよう。
(以下、「実行」…「Enter」)

●まず、一列目から邪魔な文字デ―タをとる
C1- 昭和 - 平成 - 年 - 月 - 日=C2 [実行]
( - は、マイナス)

ダブルクォ―テ―ションで囲まずに、まとめて一気にやってくれるところが、マイツ―ルのすごさと言える。

●少数第四位にするためのピリオドを入れる
DR [実行] 4 [実行] [実行]

C2/10000=C2 [実行]

これも、CFPコマンドを使う方法などいろいろある。

●昭和デ―タのみ西暦に直す
C2+1925=C2,C1=”昭和*” [実行]

「ワイルドカ―ド」指定を使って条件付計算するときはダブルクォ―テ―ションで囲まないとエラ―になる。

●同様に平成デ―タを西暦に直して、作業は完了
C2+1988=C2,C1=”平成*” [実行]
このように入社日を数値化しておけば、いつでも「今日現在」の在籍年数等を簡単に引き算で出せるようになる(ただし、年月まで出そうとすると一工夫必要)

【操作手順】
		C1-昭和-平成-年-月-日=C2:
		DR:4::
		C2/10000=C2:
		C2+1925=C2,C1="昭和*":
		C2+1988=C2,C1="平成*":
		DR:0:1:
		

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