・ マイツール便利技
在籍年月の求め方

佐藤 雅栄 [Venlic/桑名マイツールユーザー会]

会社内には、仕入日・売上日・在庫日・手形満期日等の 日付情報はたくさん存在しているが、デ―タとしてうま く活用している「情報リテラシの高い会社」は、たぶん そんなに多くはないことだろう。

ここでは、難しい関数を使わずに簡単な「条件付計算」 で、いつでも思いつきで、日付デ―タを経営に活かせる そんなマイツ―ル事例を紹介してみたい。(以下、「実行」…「Enter」)

1.今日の日から入社日を引けば、在籍年数はすぐ計算 できることを知る。
DR [実行] 0 [実行] 2 [実行] (切り捨てにする)

1999.0215―C1=C2 [実行]
(今日の日) (入社日)(在籍年数)

( ― は、マイナス)

しかし、これでは昨年の1998年に入社した社員が ゼロ年になってしまうので、
何カ月までの計算をしてやる必要が出てくる。

2.1列目を年月日ごとにそれぞれ分割する。
CFP [実行] 1 [実行] 1 [実行] 6 [実行] 2 [実行] [実行]

3.そのときの年と月を、それぞれ引き算する。
1999―C1=C4 [実行]
2―C2=C5 [実行]

4.月がマイナスの年に、「1」を足す。
C4―1=C4,C5<0 [実行]
5.マイナスの月には、「12」を足してやる。
C5+12=C5,C5<0 [実行]
6.後は、元の表に復元して、「DR」も直しておく。
CFP [実行] 2 [実行] 1―3 [実行]
DR [実行] 0 [実行] 1 [実行]
このように、日付デ―タを数値化しておけば、いつでも 回転日数や滞留日数なども、簡単に思いつきで計算でき、 タイミング良く経営の意思決定に役立てることも可能な ので、ぜひマイツ―ル活用のヒントにしてほしい。

【操作手順】
		DR:0:2:
                1999.0215-C1=C2:
                CFP:1:1:6:2::
                1999-C1=C4:
                2-C2=C5:
                C4-1=C4,C5<0:
                C5+12=C5,C5<0:
                CFP:2:1-3:
                DR:0:1:
                
		

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