・ マイツール便利技
ダミーキー列の使い方<その2>

佐藤 雅栄 [Venlic/桑名マイツールユーザー会]

前回の事例(ダミーキー列の使い方)で紹介した「SEQ関数」の活用法で より良い使い方のアドバイスを受けたため、今回はその バージョンアップも兼ねて、第2弾をお送りしたい。

(以下、「実行」…「Enter」)

1.より確実な「キー列」の作り方
SEQ[1/12,1/12]=C1 [実行] とやるより

SEQ[0,1]/12=C1 [実行] とやるのがベター

なぜなら、常に切り捨て処理にしておけば、「/2」や 「/4」「/8」「/20」など、
いくつでも正しく分割してくれるので、より汎用性の高い使い方ができる。

2.部屋割りやバスの座席表など、一覧表を作りたい。
DR [実行] 0 [実行] 2 [実行] (切り捨てにして)

SEQ[0,1]/8=C1 [実行]
(とりあえず、8人ごとの一覧表を作ってみる)

1=C2 [実行] (2列目に1を入れて)

ACMC [実行] [実行] 1 [実行] [実行] C2,2 [実行] [実行] [実行]
(1列目をキーにして2列目の1を累計加算させる)

TM [実行] [実行] 1 [実行] 2 [実行] 5 [実行] 3 [実行] [実行]
(文字集計機能を使いこなせるようにしておく)

RV [実行] (一覧表の完成を確認したら、元に戻す)

3.電話番号一覧表を作りたい。

CFP [実行] 2 [実行] 3―4 [実行]
(事前に、氏名と電話番号の列をくっつけておく)

SEQ[0,1]/4=C1 [実行]
(今度は、4人ごとに一覧表にしてみる)

1=C2 [実行] (2列目に1を入れて)

$ACMC [実行] [実行]

$TM [実行] [実行]

★直前にやったコマンド処理と同じことをやるコマンドサーチ機能($)★

RV [実行] (一覧表の完成を確認したら、元に戻す)

最後に DR [実行] 0 [実行] 1 [実行] をやっておしまい。
(必ず、処理前の設定に戻すクセをつけておく)

このように、TMの5番(文字集計)と「キー列」を組 み合せて活用できるようになると、他にもスケジュール 管理での特定項目を見やすく集計し直したり、アンケー トにおけるフリーアンサーをわかりやすくまとめるなど、 「言語情報」データを加工することが、それなりに楽しく なってくる。

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