マイツール便利技

ツールバーにボタンを追加する


MWM編集局



マイツール for Windows・マイツールビューア・マイツールV2 for Windowsの画面の上部には、マウスで機能が選択できるメニューバーとツールバーが表示されています。

・メニューバーは、マイツールで行う主な作業ごとに分類されていて、マウスで左クリックすると、プルダウンメニューが表示されます。プルダウンメニューからは、表示された命令を選択して実行できます。

・ツールバーは、マイツールですぐに実行できる機能を登録したボタンが収められていて、マウスでクリックして選択します。

ツールバーに表示される内容の情報は、SYSファイルの5ページ「ツールバー」に収められています。
ツールバーに新しくボタンを追加したり、ボタンに表示されるBMPデータの内容や機能を変更する場合は、「ツールバー」の表に修正を加えて、SYSファイルの5ページに書き込みます。
*「ツールバー」の表が失われると、ツールバーが正しく表示できなくなります。修正を加える前に、「ツールバー」の表を別のファイルやフロッピーに保存しておいてください。

今回は、CMD命令で登録しておいた命令を、ボタンとしてツールバーに表示するまでの手順を説明します。

1.R命令でSYSファイルの5ページ「ツールバー」を画面に表示します。
   R[Enter]
   SYS/5[Enter]


2.今回はマイツールに標準で用意されている「サンプルアイコン」の一覧からボタンを選択します。上下に画面分割して、RB命令で裏画面にSYSファイルの9ページ「サンプルアイコン」を表示します。
   R[Enter]
   SYS/9[Enter]


3.「ツールバー」の表に、E命令で新しいボタンの情報を追加します。
  1列目の「ボタン」には、ボタンが押されていないときに表示するBMPデータのファイル名を入力します。
  ここでは、「サンプルアイコン」の47行目と同じファイル名を入力します。
   E[Enter]
   $$MTSYSICO\MATUU_1.BMP[Enter]
*「データは:」の状態で、裏画面の47行の2列目をクリックすると、選択したファイル名が入力行に表示されます。


4.2列目の「種類」にはボタンの種類を、3列目の「パラメーター」にはボタンを選択したときに実行する命令や文字列を入力します。
  ここでは、2列目に「コマンド」、3列目にCMD命令で登録した命令(ここでは「CT2000」)を入力します。
   コマンド[Enter]
   CT2000[Enter]
*2列目の「種類」に「コマンド」と入力しておくと、「仕事は=」の状態でボタンを選択した場合に、「パラメーター」に入力されている命令を実行します。


5.9列目の「ボタン」には、ボタンが押されていないときに表示するBMPデータのファイル名を入力します。
  ここでは、「サンプルアイコン」の49行目と同じファイル名を入力します。
   E[Enter]
   $$MTSYSICO\MATUU_3.BMP[Enter]


6.10列目の「バルーンヘルプ」には、マウスでボタンを指したときに表示するメッセージを入力します。
  ここでは、「西暦4桁」と入力します。


7.追加するボタンの情報を入力後、[Esc]キーを押してE命令を終了して、W命令でSYSファイルの5ページに書き込みます。
   W[Enter]
   SYS/5[Enter]
  書き込み先を確認後、[Enter]を押します。


8.修正したツールバーの内容は、マイツールを再度起動したときに有効となります。
  END命令でマイツールをいったん終了して、もう一度起動すると、ツールバーに追加したボタンが表示されます。
  ボタンをマウスで指すと、バルーンヘルプが表示されます。


9.追加したボタンをクリックすると、登録しておいた命令を実行します。
  ここでは、「CT2000」という名前で、CMD命令で登録しておいた命令を実行し、タイトル行の西暦を4桁にしています。


*タイトル行の西暦を4桁にする方法については、「マイツール便利技」のNo.12「タイトル行の西暦を4桁にして印刷するには」をご覧ください。
*ボタンとして表示するBMPデータのサイズが大きいと、ツールバーに表示しきれなかったり、画面に表示できるマイツールのデータ行少なくなる場合があります。他のボタンとバランスが取れる大きさのBMPデータを指定してください。



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