マイツール便利技

指定した行数ごとにスペース行を入れる


MWM編集局


 

作成した表全体に、1行ずつスペース行を挿入するには、ACMC命令を使うと便利です。

また、3行ごとにスペース行を挿入したいというように、スペース行を入れる行数を指定したい場合も、キー列を追加することで可能となります。

 

・キー列の準備

スペース行を入れる表に、キー列にする列を追加します。キー列を追加する桁数が足りない場合は、CPS命令でページサイズを変更してください。
スペース行を入れる表が複数ページに渡る場合は、RC命令で画面につないだ状態で表示してください。
ページサイズやスペース行を挿入する表の行数によっては、指定どおりにスペース行が挿入できない場合があります。

1.

 

 

CS命令でスペース列を挿入します。

 ICS[Enter]

 1[Enter] (1列目の前に、スペース列を挿入)

 5[Enter] (スペースの桁数は5桁)

 [Enter] (スペース列の指定を終了)

 

2.

キー列のデータは、計算式を使って作成します。

計算の前に、DR命令で小数点以下の桁数を0桁、切り上げに設定します。

 DR[Enter]

 0[Enter] (小数点以下の桁数は0桁

 3[Enter] (計算結果は切り上げ

 

3.

1列目のキー列に、SEQ関数を使って、3行ずつ同じ連番を付けます。

 SEQ[1,1]/3=C1[Enter]

7行ごとにスペース行を入れる場合は“/7”、10行ごとにスペース行を入れる場合は“/10”、というように、“/”の後ろに何行ごとにスペース行を入れるか、入れる行数を記述します。

・スペース行の挿入

1.

「仕事は=」の状態で、ACMC命令を実行して、スペース行を挿入します。

 ACMC[Enter]

 [Enter]  (「計算するページは:」で、画面のデータを指定

 1[Enter] (「1番目のキー列は:」で、1列目を指定

 [Enter]  (「2番目のキー列は:」で、2番目を指定しない

 [Enter]  (「計算場所は:」で、計算場所を指定しない

 [Enter] (「計算方法は:」で、「‥キーごとにスペース行挿入」を選択

 [Enter]  (「結果の書き込みページは:」で、画面を書き込み先に指定

1列目のキーが変わるごとに(ここでは3行ごと)、スペース行が挿入された表となります。

2.

キー列が不要な場合は、DC命令でキー列を削除します。

 DC[Enter]

 1[Enter] (「何列目を削除しますか:」で、1列目を指定

指定した行数ごとに、スペース行を挿入した表が完成します。

・補 足

“SEQ[1,1]/1=C1”(または“SEQ[1,1]=C1”)を実行して、1行ずつスペース行を入れた場合、最終行にはスペース行が挿入されません。

各データ行の“下”に1行ずつスペース行を挿入したい場合は、ILS命令で最終データ行の後ろにスペース行を1行追加してください。

 ILS[Enter]

 [Enter] (「何行目の前にスペースを入れますか:」で、最終データ行の後ろを指定

 1[Enter] (「スペースの行数は:」で、スペース行を1行挿入

最終データ行の後ろにスペース行が挿入され、各データ行の“下”に1行ずつスペース行を挿入した表が完成します。

各データ行の“上”に1行ずつスペース行を挿入したい場合は、ILS命令で先頭データ行の前にスペース行を1行追加してください。

 ILS[Enter]

 H[Enter] (「何行目の前にスペースを入れますか:」で、先頭データ行の前を指定

 1[Enter] (「スペースの行数は:」で、スペース行を1行挿入

先頭データ行の前にスペース行が挿入され、各データ行の“上”に1行ずつスペース行を挿入した表が完成します。


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