マイツール便利技

ワンクリックテクニック集


MWM編集局


 

マイツールのSETC命令の15番「マウスモード」には、クリックすると行番号・列番号やセルの内容を入力行に取り込める「1‥M4互換」と、選択した範囲に青い帯が掛かる「2‥標準」の二つがあります。

「2‥標準」の状態で、範囲を選択して青い帯がかかった状態では、マウスをクリックするだけで、いろいろな作業が行えます。
今回は、マウスをクリックするだけですぐに行える操作を、いくつか紹介します。

青い帯を掛けて指定した範囲を処理する機能のことを「オブジェクト指向オペレーション」と言います。

・クリックだけで日付を変更

タイトル行に表示されている日付は、CT命令を実行すると、現在の日付に変更できます。
これと同じことを、マウスを使って行うことができます。
 
1. 日付を変更する表の表題をクリックすると、青い帯が掛かります。
 
2. もう一度表題をクリックすると、日付が現在のものに変わります。

・セルのデータを表題にする

SHやTC命令などで、得意先ごとに分類した表などに、とりあえず得意先名を表題として付ける場合は、得意先名のセルに青い帯を掛けてから、表題をクリックします。
 
1. 得意先名のセルをクリックすると、青い帯が掛かります。
 
2. この状態で表題をクリックすると、表題が青い帯を掛けたセルの内容に変わります。

・範囲指定とボタンをクリックするだけでMCOPYを行う

マイツールフリーウェアバージョンでは、MCOPY命令を使って、画面のデータをタブ区切りでクリップボードにコピーすることができます。
この場合、先に範囲を指定して青い帯を掛けてから、MCOPYボタンをクリックするだけで、クリップボードへのコピーが行われます。
 
1. 列番号をクリックして選択すると、青い帯が掛かります。
 
2. この状態でツールバーのMCOPYボタン()をクリックすると、項目行と計算行の内容が、タブ区切り形式でクリップボードにコピーされます。
3. Excelの新しいブックで、A1セルを選択して、貼り付けボタンをクリックすると、クリップボードにコピーした内容が、Excelに貼り付けられます。
行・列・セルのいずれかを選択し、MCOPYボタンをクリックすると、画面の表の項目行・計算行の内容がコピーされます。
表題またはページ番号を選択し、MCOPYボタンをクリックすると、画面の表の全部がコピーされます。

・指定した範囲をグラフ化する

集計表などで、集計結果の列を範囲指定して、青い帯が掛かった状態で、グラフ表示ボタンをクリックすると、選択した範囲をグラフ化できます。
 
1. 売上の列の列番号表示をクリックすると、青い帯が掛かります。
 
2. この状態でツールバーのグラフ表示ボタン()をクリックすると、選択した列の内容をグラフ化します。
複数の行・列を範囲指定した場合は、折れ線グラフが表示されます。

 

このように、マウスモードが「標準」の状態では、範囲指定を行ってからツールバーのボタンをクリックすることで、さまざまな編集が行えます。いろいろとお試しください。

 

・ご注意

範囲指定を行って、青い帯が掛かった状態で、他のセルや行・列をクリックすると、範囲指定したデータがクリックした部分に上書きされます。
誤ってデータを上書きした場合は、直後にRV命令を実行すれば、上書きする前の状態に戻ります。

 


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