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マイツール便利技 |
現在の日付・時刻を入力するには | |
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MWM編集局 | |
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今回はV変数に、日付・時刻のデータを代入する方法と、変数の内容を表に入力する方法について説明します。 |
| プログラムの処理中に、処理の内容や条件によってそのつど内容の変化するデータを、代入しておくところを変数といいます。 マイツールには、数値型3種類(Z変数・R変数・T変数)、文字型2種類(V変数・配列変数)の5種類の変数があります。 このうち、Z0、Z35〜Z36、R0、V0変数は、特定の命令を実行すると、最終書き込みページ番号や検索結果の件数、変更した表題、などが代入されます。 |
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| * | 変数について詳しくは、マイツールヘルプの「オートプログラム、変数とは」をご覧ください。 |
| * | マイツールヘルプは、ツールバーの
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| 1. | DATE命令を実行すると、V0変数に設定した日付が代入されます。 「仕事は=」の状態で、DATE命令を実行します。 DATE[Enter] |
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| 2. | 日付を確認して[Enter]キーのみを押します。 | |
| 3. |
「仕事は=」の状態で、「V0」と入力すると、V0変数に代入されている値が表示されます。
V0[Enter] |
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| * | 変数に代入を行う他の命令を実行するまで、代入した値は保持されます。 | |
| * | TIME命令を実行すると、設定した時刻がV0変数に代入されます。 | |
| * | マイツールを終了すると、代入した値は消去されます。 | |
| ECやEL命令でデータを入力中は、「=変数名」と入力すると、指定した変数の内容がセルに入力されます。 | |
| 1. | DATE命令で現在の日付をV0変数に代入してから、E命令を実行して画面の表にデータを入力します。 「データは:」の状態で「=V0」と入力します。 |
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| 2. | [Enter]キーを押すと、V0変数に代入されている内容が、セルに入力されます。 |
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| V0変数は、DATE命令やTIME命令を実行すると、現在の日付や時刻が代入されますが、保管される値は一つだけです。V0変数に代入を行う命令を実行するごとに、内容が変わります。 V変数の場合、V0の他にV1〜V50までの50個が使えるので、いったん代入された値は、別の変数に代入することで、保管できます。 |
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| 1. | 変数への代入は、「(変数)=変数」の計算式を実行することで、左辺の変数の内容を、右辺の変数に代入できます。 V0変数の内容を、V1変数に代入するには、「(V0)=V1」と入力します。 |
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| 2. | V1変数への代入後、「仕事は=」の状態で、「V1」と入力すると、V1変数に代入されている値が表示されます。
V1[Enter] |
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| * | 上と同じ方法で、TIME命令を実行後、V0変数の内容をV2変数に代入しておくと、現在の日付と時刻をマイツールに保管できます。 | |
| ファンクションキーにDATE・TIME命令を実行して、他のV変数に値を保管しておくようにしておけば、受注メモなどに、現在の日付と時刻を入力する場合に便利です。 | ||
| 1. | FKS命令を実行して、現在の日付と時刻をV変数に代入するセミオートと、変数の内容を入力する計算式を登録します。 |
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| * | ここでは、ファンクションキーを押したときに、登録した内容をすぐに実行するため、セミオート・計算式の最後に「&」を付けて登録してあります。 | |
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セミオート・計算式の最後に「:」を付けて登録した場合は、いったん入力行に登録されている内容を表示します。実行する場合は、[Enter]キーを押します。 |
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| 2. | 入力を行う前に、[F1]キーを押して、現在の日付と時刻をV1・V2変数に代入します。 | |
| 3. |
E命令を実行して1列目の「日付」で[F2]キーを押すと、V1変数に代入した日付が入力されます。 |
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| 4. |
2列目の「時刻」で[F3]キーを押すと、V2変数に代入した時刻が入力されます。 |
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| このように、変数に代入される値をデータとして使うことができます。 また、検索した件数や、書き込んだページ番号、処理したページ数なども変数に代入されます。 次の「補足」をご参照いただきご活用ください。 |
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・補足 |
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| * | Z0、Z35〜Z40、R0、V0変数は、命令を実行すると、データが自動的に代入される変数です。 |
| * | 代入される内容については、下記の一覧を参考にしてください。 |
実行するとZ0に代入を行う命令と、代入される値
| 命令 | Z0の値 |
| ACMC・ADD・CNC・COPY・DF・DSH・ EF・M・MTE・RF・S・SGET・SH・SHD・ SHG・SHU・TC・UPDS・UPM・W・WC |
書き込みを行った最後のページ番号 |
| ACCP | キーボードから入力した数値 |
| EP | 入力するキーによって値が変化 |
| DIA | 混在モードの時「1」、漢字モードの時「2」 |
| LASTP | ファイルのページ数 |
| WCNT | 書き込みに必要なページ数 |
EP命令でZ0に代入される値
| 入力 | Z0の値 |
| [↓] | −2 |
| [↑] | −3 |
| [→] | −4 |
| [←] | −5 |
| 文字 | 0 |
| [Enter] | −1 |
| [Esc] | −10 |
実行するとZ35〜Z40に代入を行う命令と、代入される値
| 命令 | Z35の値 | Z36の値 | Z37の値 | Z38の値 | Z39の値 | Z40の値 |
| SH SHD SHU SHG |
データ入力件数 | データ出力件数 | 抜き出した先頭データの行番号 | 抜き出した先頭データのページ番号 | 抜き出した最終データの行番号 | 抜き出した最終データのページ番号 |
| DIA | 横の長さ | 縦の長さ | 最終使用行 | フォーマット行 | データ開始行 | データ件数 |
| CHKFILE | ファイルの型 | ファイルのページ数 | ドライブ | デバイスの種類 | − | 空きページ数 |
| WSIZE | ウィンドウの横位置 | ウィンドウの縦位置 | ウィンドウの横サイズ | ウィンドウの縦サイズ | 表示桁数 | 表示行数 |
実行するとZ35に代入を行う命令と、代入される値
| 命令 | Z35の値 |
| BT | 処理したページ数 |
| CALE | 作成したカレンダ―の年 |
| DATE | 年(西暦の4桁が代入されます) |
| MOUSE | マウスカ―ソルの行番号 |
| S・ST | 処理したページ数 |
| TIME | 作成したカレンダ―の年 |
| SGET・SPUT | 年(西暦の4桁が代入されます) |
| ISCOLOR | マウスカ―ソルの行番号 |
実行するとZ36に代入を行う命令と、代入される値
| 命令 | Z36の値 |
| S | データの画面出力件数 |
| TIME | 分 |
| DATE | 月 |
| MOUSE | マウスカ―ソルの桁位置・列番号 |
| CALE | 作成開始の月 |
| SGET・SPUT | データ出力件数 |
| ISCOLOR | 背景色の番号 |
実行するとZ37に代入を行う命令と、代入される値
| 命令 | Z37の値 |
| CF | 桁数 |
| TIME | 秒 |
| DATE | 日 |
| CALE | 作成開始の日 |
実行するとZ38に代入を行う命令と、代入される値
| 命令 | Z38の値 |
| CF | 累計桁数 |
| DATE | 曜日 日:0 月:1 火:2 水:3 木:4 金:5 土:6 |
| CALE | 作成開始の曜日 |
実行するとZ40に代入を行う命令と、代入される値
| 命令 | Z40の値 |
| W(B指定のみ) | 書き込み先頭ページ番号 |
| CALE | 作成した月の日数 |
| EF(エスケープで終了) | デザイン画面に表示される書き込みページ番号 |
実行するとR0に代入を行う命令と、代入される値
| 命令 | R0の値 |
| RND | 乱数 |
| ACCP | キーボードから入力した数値 文字の場合は「0」 |
実行するとV0に代入を行う命令と、代入される値
| 命令 | V0の値 |
| SVP | 読み込んだ内容 |
| DATE | 設定した日付 |
| TIME | 設定した時刻 |
| CT | 表題 |
| EP | 入力したデータ |
| ACCP | キーボードから入力した文字 |
| CHKFILE | ファイル名 |
| MOUSE(タイプ3) | クリックしたセルの内容 |
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