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マイツール便利技 |
PFGならではの印刷 | |
MWM編集局 |
PFG命令が、PF命令とは大きく異なる点は、文字サイズ・行間・文字間がミリ単位で設定できる点です。
PF命令の場合、文字サイズは、標準・縦倍角・横倍角・4倍角が指定できますが、対象となるのは全角文字だけです。 しかし、PFG命令では、印刷する項目ごとに、自由に文字サイズ・行間・文字間が設定できます。 今回は、便利技No.58「PFGデザインページ簡単編集」で作成したデザインページに、もう一工夫加える方法について説明します。
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【前回作成したPFGデザインページ】
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上記のPFGデザインページでは、文字サイズは同じ大きさにしていましたが、氏名と会員CODEの大きさを変えてみます。 また文字の大きさに合わせて、行間・文字間も修正してみます。
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1. | 文字サイズは、PFGデザインページの「縦の大きさ」「横の大きさ」で指定します。 「仕事は=」の状態で、EC命令を実行して、「縦の大きさ」(14列目)と「横の大きさ」(16列目)の数値を変更します。 EC[Enter] |
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2. | 「縦の大きさ」(14列目)に文字の大きさを入力して指定します。 ここでは、23行目の「氏名(担当)」と24行目の文字データ「様」を5.0ミリに変更して、大きくしてみます。 また、25行目の文字データ「会員CODE :」と26行目の「会員CODE」を3.4ミリに変更して、小さくしてみます。 5.0[Enter] |
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3. | 次に、「横の大きさ」(16列目)を指定します。 PFG命令では、文字の大きさは半角文字を印刷する場合のサイズを指定しますので、通常「横の大きさ」は「縦の大きさ」の2分の1を指定します。ですので、ここで「縦の大きさ」と同じサイズを指定すると、PF命令の横倍角と同じ状態で印刷が行なえます。 ここでは、23行目の「氏名(担当)」と24行目の文字データ「様」を5.0ミリに変更して、横倍角の状態にしてみます。 また、25行目の文字データ「会員CODE :」と26行目の「会員CODE」は、「縦の大きさ」の2分の1の1.7ミリに変更してみます。 (カーソルを23行16列目に移動) |
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4. | ここでいったんPFGデザインページを保存して、PFGE命令でデザインページがどのように変わったか確認してみます。 [Esc] |
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5. | 修正した項目のうち、「様」が印刷範囲からはみ出してしまっているのが確認できます。 文字サイズが、項目の「縦の長さ」「横の長さ」よりも大きく指定した場合、このように印刷範囲に文字が収まらなくなります。 そこで、「縦の長さ」「横の長さ」を変更して文字が範囲に収まるよう指定し、さらに「縦位置」「横位置」も修正して、印刷開始位置を修正します。 いったん、[Esc]キーを押して、PFGE命令を終了します。 [Esc] |
6. | 先ほどと同じように、EC命令で「縦の長さ」「横の長さ」および「縦位置」「横位置」を修正します。 EC[Enter] 「縦の大きさ」の変更に合わせて、「縦の長さ」を変更します。 カーソルを25行4列目に移動して、「縦位置」を変更します。ここでは、「会員CODE」の位置を2ミリ下にずらしてみます。 カーソルを24行6列目に移動して、「横位置」を変更します。24行目は「横の長さ」の変更に応じて、項目が重ならないようにします。また、25・26行目は文字を小さくした結果、項目が離れないようにします。 |
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7. | 変更したPFGデザインページを保存して、PFGE命令でデザインを確認してみます。 |
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以上の操作で、文字サイズ・行間の変更は完了です。 次は、文字フォントの指定方法について説明します。 |
PFG命令では、PFGデザインページの「フォント」(20列目)に入力された文字フォントを使って、各項目の印刷を行います。 ただし指定できるのは、お使いのパソコンのWindowsに登録されているフォントだけです。 指定できるフォントの確認は、LPSET命令で行なえます。フォントの確認後、「フォント」の内容を変更します。
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1. | 「仕事は=」の状態で、LPSET命令を実行します。
LPSET[Enter] |
2. | 「何番をセットしますか:」の状態で、「11 印字フォント」を選択します。
11[Enter] |
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3. | 「3‥その他のフォント」を選択すると、お使いのパソコンに登録されているフォントの一覧が表示されます。 3[Enter] |
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4. | 一覧から指定するフォントを選択して、[OK]ボタンをクリックします。 ここでは、「HG正楷書体−PRO」を選択します。 |
5. | 同じようにして、一覧から「MS ゴシック」を選択します。 |
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6. | 他にもPFGデザインページで指定したフォントがある場合は、フォントの選択を繰り返し行なってください。 選択が終了したら、[Esc]キーを押して、LPSET命令を終了します。 [Esc] |
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7. | 画面にPFGデザインページを表示して、EC命令で20列目の「フォント」の内容を変更します。
EC[Enter] |
8. | 19・20行目の「郵便番号」は、「MS ゴシック」を指定します。 [Ctrl]キーを押しながら[↑]キーを繰り返し押して、先ほどLPSET命令で選択した「MS ゴシック」を呼び出して入力します。 MS ゴシック[Enter] |
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9. | 同じようにして、23・24行目の「担当者」「様」を、「HG正楷書体−PRO」を指定します。 |
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10. | [Esc]キーを押してEC命令を終了して、W命令でPFGデザインページを書き込みます。
[Esc] |
11. | 変更を加えたPFGデザインページを使って、PFG命令で印刷を行なうと、修正した内容に合わせて印刷が行なわれます。
PFG[Enter]
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[印字例] |
ここまでの変更の結果、便利技No.58「PFGデザインページ簡単編集」で紹介した印字例よりも、メリハリのある宛名ラベルとなりました。 この他にも工夫しだいで、文字サイズをさらに小さくして今までのPFでは印字できなかった長い文字列や、2桁3桁といった小さい桁数の項目を横に並べた印字が行なえるようになります。 今回紹介した方法を活用して、あなただけのPFGデザインページを作ってみてください。 |
・補足 |
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* | LPSET・PFG・PFGE命令について詳しくは、「命令辞典」をご覧ください。 |
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